中泊でヒラマサやハマチが釣れ出したのは、オキアミが釣りのエサとして浸透し始めた頃でした。
昭和50年代で、毎年冬の11月~翌3月いっぱいまで釣れていました。
当時の仕掛けは竿は底物竿やヒラマサ専用のカーボンロッド、
道糸は10号から16号、ハリスは10号から14号と、今では考えられない大きさです。
大型カゴに大型ウキをつけ、ウキした竿2~3本分で本流に投入しての流し釣りでした。
食ってくるサイズはヒラマサなら70cm~1m級、ハマチなら70cm~90cm級です。
磯から高級魚が釣れるとあって釣り人が大勢押し寄せ、釣り場でのトラブルなども多く発生したものです。
場所も限られ、小地の千畳、ナカバエ、コデの瀬戸、小横島のインキョ、デッパリなどでした。
現在の中泊の青物ポイント
現在は冬と言っても、大体、年明けの1月以降から3月までが、釣れる期間です。
ハマチばかりになってヒラマサは見かけないようになりました。
ハマチといってもサイズは70cm~90cm級で、冬の寒ブリといってもいいくらいのサイズも食います。
ポイントとしては小横島のインキョとデッパリのみで、この磯が回遊ルートになっているようです。
いまだにカゴ釣りですが、昔と比べると糸も竿も強くなり、かなり細仕掛けになっています。
釣り方は昔同様、本流に投げ入れ沖まで流してアタリを待つというものです。
今でも食いだすとこの二つの磯は満員になります。
まとめ
中泊ならではの冬の青物釣りは豪快で、食べてもおいしくいまだに人気です。
冬以外でも磯からルアーなどでハマチは狙えますが、脂が無く食べてもおいしくないので、楽しむのは釣り味のみになりますね。
青物は船頭から釣れ出したというまでは釣れないので、船頭との連絡は密にとっておくことをおすすめします。
針に掛かればトローリング並みの豪快な釣りが出来る冬の青物釣りは、知る人のみが知る冬の大物磯釣りです。