冬の風物詩 大河川での『落ちアユ釣り』について

冬の風物詩 大河川での『落ちアユ釣り』について

アユは1年魚です。

春に遡上したものや放流されたものが、秋口を迎えると下流に向かって下降し始めます。

目的はアユの子孫繁栄です。

遡上時期は群れとなって溯上し、夏にはそれぞれ縄張りを持つ個体となり、秋から冬は産卵をするためまた群れます。

そして産卵を終えるとあとは死を待つのみでアユは群れを成し下流域で滞留します。

この滞留したアユたちを狙うのが落ちアユ釣りです。

解禁が12月1日や12月15日の河川などがあります。

また落ちアユ漁禁止の河川もあります。

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アユの釣り方

昔からあるのが長い竿で掛け針を沢山つけた仕掛けで川の中を横に引っ張ってゆくシャクリ釣りです。

アユの沢山いたころは、一投ごとに掛かるほどでした。

真冬の冷たい水の中での釣りです。

この釣りから進化したのが、投げつりのように竿とリールを付け、立ち込めない大河の対岸近くに仕掛けを投げ込みリールを高速で巻いてのシャクリ釣りです。

こちらも同様でアユが沢山いないと釣れません。

ここ数年前から流行りだしたのが、アユルアーを使った友釣りです。

今のところこの釣りが最高の釣果を示しています。

仁淀川で一日で100匹越えもありました。

オトリ交換の必要が無いので、掛かりだすと手返しが早くなるので1時間30匹以上も可能です。

落ちアユの味

普通水温の下がる冬の魚は美味しいとされるものですが、アユに関しては味は落ちて価値は低くなります。

一番いいのは丸干しと言われる干物にする方法です。

脂が無いので綺麗に硬く乾燥します。

こうすると日持ちもするので、焼いて食べたり、焼いてお茶漬けにしたりすると美味しくいただけます。

まとめ

近年アユ資源の減少で落ちアユ漁が禁止の河川が多くなりました。

落ちアユ漁ができる河川でもアユは少なくなり、昔のような数釣りは難しくなりました。

それでも春のアユ釣りから最後の冬のアユ釣りを楽しむ釣り人は多くいます。

アユ資源の回復をして落ちアユ漁も昔のように戻ればいいと思います。

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